週末や休日はダイエット意識を緩めた方が長期的には良い結果をもたらす可能性

はじめに

多くの人は、普段の平日と週末あるいは休日では食生活が異なります。
人によって状況は様々ですが、多くの人は週末や休日は不規則な食生活に陥りやすいのではないでしょうか?
また、読者の中にはこの年末年始で体重が増えてしまった方もいるのではないでしょうか?

体重増加やリバウンドを防ぐために、土日・休日は食事制限に対する意識を厳しくした方が良いのか?
そんな疑問を検証した論文を紹介します。

論文概要

出典
Jorge, R., Santos, I., Teixeira, V. H.,& Teixeira, P. J. (2019). Does diet strictness level during weekends andholiday periods influence 1-year follow-up weight loss maintenance? Evidencefrom the Portuguese Weight Control Registry. Nutrition journal, 18(1), 3.https://doi.org/10.1186/s12937-019-0430-x

方法
ポルトガルの体重管理登録簿(Portuguese Weight ControlRegistry: PWCR)の登録者388名のうち、226名がベースラインの調査を完了
226名のうち108名が1年後のフォローアップ調査を完了
論文の分析対象者はフォローアップ調査を完了した108名

※PWCRには最低5kgの減量に成功し、その後1年以上体重を維持している成人が登録

対象者は下記の質問に7段階の尺度で回答した
「あなたは週末に平日と同じ食事を維持しますか?」
「あなたは休日に普段と同じ食事を維持しますか?」

ベースラインとフォローアップで測定された体重の変化率が3%未満の場合、体重維持者(Non-regainers)とした

結果
・対象者は調査前に平均17.9kgの減量をしており、平均28か月にわたってその体重を維持していた
・対象者全体のベースラインとフォローアップでの体重変動は平均0.5kg
・平日と週末、非休日と休日の食事制限に対する意識の違いは、1年間の体重変化と関係
・週末の食事制限に関して、意識が厳しい対象者に比べて意識が緩い対象者は、体重維持者である可能性が高かった

解説

この論文は、平日と比較して週末にさほど厳しくない食事制限を意識していた者は、減量成功後に長期にわたってその体重を維持していたことを示しています。

生きている限り、我々人間には毎週やってくる土日はもちろん、年末年始やゴールデンウイーク、お盆休みといった非日常的なイベントが多く訪れます。
このような時には、普段と同じ食生活を維持するのが難しい場合もあり、ダイエッターの心を悩まします。
しかし、この論文から示唆されるように、「絶対余計なカロリーを摂取しない」と強い意志を持つよりも、広い心や柔軟性をもって過ごした方が、心理的なストレスや罪悪感が軽減され、長期的には体重管理に好影響をもたらすのかもしれません。

まとめ

長期間にわたり体重を管理するには、週末や休日の食事制限意識は緩くても良いかもしれない

減量

Posted by Health Freak